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50代からの「ながら聴き」のススメ~多彩な音声配信サービス

2021.07.12

ふだんラジオを聴く機会ってありますか? 多くの50代女性に共通するラジオのイメージは、深夜放送を聞きながらの試験勉強ではないでしょうか。青春時代の懐かしい思い出ですね。しかし、ここ10年ほどで“聴く”環境は様変わり。改めて注目されている音声配信サービスをご紹介します。

「いつでもどこでも」がより進化した音声配信サービス

昔から、持ち運びできるラジオはどこでも情報が手に入るメディアとして活用されてきました。その手軽さを進化させたのが、インターネットラジオの普及です。電波を受信する機器、つまりラジオが無くてもパソコンで放送を聴けるようになったのです。さらにラジオアプリの登場で利便性は高まり、今ではスマートフォンさえあればラジオ放送を楽しめるようになりました。

インターネットでラジオが聞ける「radiko(ラジコ)」

代表的なラジオアプリが2010年に登場した《radiko(ラジコ)》です。今いるエリアのラジオ放送をリアルタイムで聴けるのはもちろん、タイムフリー機能を使えば過去1週間以内に放送された番組を後から聴くことができるのです。また有料になりますが、全国各地の番組を聴くことも可能です。故郷や、思い出深い旅の場所など、いろんな場所の放送が聴けるのは新鮮でわくわくしますね。

“どこでも”に加えて“いつでも”聴けるようになったラジオ放送。都合のいい時に合わせられるので活用方法も広がります。テレワークをしながら最新情報を入手したり、ウォーキングしながらBGM代わりに流したり、おひとり様のランチタイムに教養を高めたり、半身浴をしながら軽快なおしゃべりを楽しんだりと、何かしらの作業をしながらでも楽しめるのが音情報の最大の魅力。

日常生活の様々な場面で「ながら聴き」取り入れましょう。

NHKのラジオ番組に特化した「らじる★らじる」

もう一つ、NHKのラジオ番組に特化したのが《らじる★らじる》というアプリ。

NHKラジオといえば、語学練習の第一歩として活用していた方も多いはず。昔は放送時間に合わせて待機したり、録音したりといった手間がかかりましが、今は聴き逃しても大丈夫。語学番組以外にも、ニュースや音楽、ドラマなども放送しています。内容は堅めなものが多いですが、落ち着いた雰囲気を味わいたい人にはおすすめです。

流行りのネタや専門的な知識も豊富な音声配信サービス

ラジオアプリを利用するにはインターネット接続が必要なので、外出時にずっと聴くとなるとデータ通信量が気になるという方もいるでしょう。そんな方に聴いてほしいのが《Podcast(ポッドキャスト)》です。Podcastはインターネット上に音声などを公開して、番組を配信する仕組みのこと。動画を含むものもありますが、音声による番組が大半を占めています。

多様な音声番組が聞ける「Podcast(ポッドキャスト)」

Podcastは番組を配信しているサイトにアクセスして音声ファイルをダウンロードすることもできますが、好みの番組を自動的にダウンロードできるアプリをスマホに入れておくと、さらに便利です。ダウンロードすればオフラインでいつでも聴くことができるからです。ニュース解説やトレンド情報、アートや歴史、本、健康情報など、ジャンルは多彩。ラジオ局が番組の一部を配信するプロフェッショナルなものもあれば、一般の人が番組制作に取り組んでいるものもあります。

まるで友だちの雑談を聞いているように気軽に「ながら聴き」するのも面白いですよ。

パーソナリティが審査制の「Voicy(ボイシー)」

《Voicy(ボイシー)》は2016年に始まった日本発の音声メディアです。こちらも専用のアプリを入れてスマホで聴くことができます。Podcastと異なる点は、番組配信できるパーソナリティが審査制であること。そのため、著名人やその道の専門家による情報提供が多くなっています。

しっかりした情報に触れたい、ためになる番組を聴きたいというのであれば、Voicyのほうが向いているかもしれません。

液晶画面を見る時間を減らして目を休めよう!

仕事でパソコンの画面を見る機会は増える一方。さらにプライベートでもスマホやテレビなどの液晶画面を見る時間は長くなっていますね。デジタル機器から発せられるブルーライトは、現代人の睡眠の質に影響をもたらしていると言われます。実は今、音情報をおすすめする理由がまさにここにあります。

睡眠の質を高めるには、就寝2時間前ぐらいには液晶画面から離れ、目を休ませるのが理想的と言われています。とはいえ、貴重なプライベートタイムを手持ち無沙汰で過ごすのはもったいない……そんな時、「ながら聴き」を楽しむというのも一つの手。聴覚を有意義に使うのもまた良い時間の使い方ではないでしょうか。

森月 瑛子 (もりづき えいこ)
早稲田大学文学部卒。出版社勤務の後、フリーランスのライターに。現在は子どもが独立し、暮らしのダウンサイジング中。好きなものは旅、アート、歴史、ミステリなど。
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